中性脂肪は何故増えるのでしょう?
モノグリセリド(モノアシルグリセロール)、ジグリセリド(ジアシルグリセロール)、トリグリセリド(トリアシルグリセロールを総称して中性脂肪というが、血液中に含まれた中性脂肪のほとんどはトリグリセリド(Triglyceride、Triacylglycerol)である。
従って、中性脂肪はトリグリセリドと同義とする場合も多い。「TG、TAG」または「Trig」という略号で記されることが多い。脂肪酸とグリセリン(グリセロール)が結びつい
て中性を示す事から「中性脂肪」と呼ばれている。
生活習慣病における中性脂肪の扱いは複雑で、一時期は完全に無視したこともある。
つまり「LDL」コレステロール(悪玉コレステロール )や「HDL」コレステロール
(善玉コレステロール)が重要と思われ、中性脂肪は軽視していた。 人間の体内の中性脂肪が1000mg/dLを超えると、急性膵炎のリスクが上昇すると考えられており、それさえ抑えればよいと考えられてきた。
現在世界の高脂血症治療の最先端・最高峰を示す「ATP-III」というステートメントでは中性脂肪も立派に補正すべき存在へと戻った。 特に メタボリックシンドロームの診断基準に取り入れられ注目されている。
【中性脂肪を減らす運動】
中性脂肪を減らす運動として有酸素運動が効果的です。 有酸素運動とは、酸素を消費し充分な呼吸をしながらできる運動の事。 代表的なものに、ウォーキングや軽いジョギング、エアロビ、水泳などがあります。
激しい運動は特に必要ありません。 毎日の通勤や階段の昇り降りでも、エスカレーターやタクシーなど使わずに、自分の足で歩くことを心がけるだけでも効果があります。
手軽に有酸素運動をするなら、毎日30分以上のウォーキングが効果的です。 万歩計をつけて歩くと、どの程度歩いたか目安になります。 無理のない運動を長く続けるのが大事!!。
DHA(ドコサヘキサエン酸)は、善玉コレステロール(HDL)を下げずに悪玉コレステロール(LDL)だけを下げる効果があり又、DHAは精液・脳・網膜のリン脂質に含まれる脂肪酸の主要な成分である。DHAの摂取は血中の中性脂肪量をおさえ、心臓病の危険を低減する。尚、DHAが不足すると脳内セロトニンの量が減少し多動性障害を起こす。アルツハイマー型痴呆・うつ病などの疾病に対してもDHAの摂取は有効。又、DHAの多く含む食材として魚類に多く含まれ、サプリメントや菓子などに添加され、
「健康になる」または「頭がよくなる」として健康食品として青魚が注目をあびてる。
中性脂肪とコレステロールの違いは、中性脂肪はエネルギーの源でコレステロールは
細胞膜の元となりホルモン生成の元となる。コレステロールにもLDL(悪玉)コレステロールとHDL(善玉)コレステロールがある。中性脂肪が増えるとHDLが減りLDLの粒が小さくなり動脈壁に潜り込み血栓が出来やすくなる。そのため高脂血症・動脈硬化・心筋梗塞・糖尿病の病気を引きおこす原因になるでしょう。
コレステロールの高脂血症には代表的なもので
【1】 高コレステロール血症(220mg/dL以上)
血液中の総コレステロール値が高いタイプの脂質異常症である。生活習慣による脂質異常症の多くがこのタイプである。1997年の国民栄養調査では、日本人の男27%、33%が該当する。フラミンガムスタディにおいて使用されたためこの値と生活習慣病との関連が注目されたという意味で重要だが、最近ではLDLのほうがあきらかに心血管リスクとの相関度が高いのでこの値の重要度は廃れている。現在WHO、アメリカ、日本のガイドラインは、いずれも総コレステロール値に注目していない。
【2】 高LDLコレステロール血症(基準値:140mg/dL以上)
コレステロールの担体である低比重リポ蛋白(LDL)が多く存在するタイプの
高脂血症である悪玉コレステロールで健康管理に最も重用度の高いものとされている
【3】 低HDLコレステロール血症(基準値:40mg/dL以下)
善玉コレステロールが少なくなる高脂血症でこれが基準値より下がると
LDLの回収能力が低下し、特に女性に於いて心血管疾患の重要なリスクファクターとなる
【4】 高TG血症(基準値:150mg/dL以上)
血液中のトリグリセリドが多く存在し、内臓脂肪型肥満に多いタイプの高脂血症
中性脂肪は、糖分や動物性タンパク質に多く注意か注がれます
このことからお解りのように摂取したカロリーと消費したカロリーの
バランスで健康が維持されます。
【高カロリーの取りすぎには注意しましょう 】
【中性脂肪は肝機能と深い関係があります】